
センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第2章 リナリア
Jun side
薬を取ってくる,って言った翔くんは
俺がおかゆを食べ終わっても戻ってこなくて
器を持ってベッドから出た
翔くんが着替えさせてくれて
躰がスッキリしたからか
少し空腹が満たされたからか
立ち上がった躰は朝よりは楽になっていて
水を飲もうとキッチンに行くと
めちゃくちゃに散らかってるキッチンを
片付けてる翔くんがいて
潤「翔くん?…え…コレは…」
一体何をしたらこんなになるんだ…と
思わずただただその手元を見つめてしまう
その言葉に慌てて俺から器を受け取って
翔「食べれたならちゃんと薬飲んで寝とけよ!」
キッチンから押し出される
でも躰が弱ってるせいか
淋しくてもう少し一緒にいて欲しくて
潤「…いいよ…片付けなんて後でやるから…」
翔くんの手を掴んで
潤「翔くん…帰っちゃうの?」
気付いたら縋るように口にしていた
翔「えっ?いや……何も考えてない,けど…
とりあえずお前は寝てろよ…」
掴んだ手を外されて
押されるがままに寝室に足を踏み入れる
でも寝てる間に帰ったら,と思うと淋しくて
今だけは翔くんを昔のように
もう少し独り占めしていたくて
潤「もう少し…一緒に,いて?
起きるまで…いてくれる?」
離された手を握り直して
翔くんの瞳を覗き込んだ
薬を取ってくる,って言った翔くんは
俺がおかゆを食べ終わっても戻ってこなくて
器を持ってベッドから出た
翔くんが着替えさせてくれて
躰がスッキリしたからか
少し空腹が満たされたからか
立ち上がった躰は朝よりは楽になっていて
水を飲もうとキッチンに行くと
めちゃくちゃに散らかってるキッチンを
片付けてる翔くんがいて
潤「翔くん?…え…コレは…」
一体何をしたらこんなになるんだ…と
思わずただただその手元を見つめてしまう
その言葉に慌てて俺から器を受け取って
翔「食べれたならちゃんと薬飲んで寝とけよ!」
キッチンから押し出される
でも躰が弱ってるせいか
淋しくてもう少し一緒にいて欲しくて
潤「…いいよ…片付けなんて後でやるから…」
翔くんの手を掴んで
潤「翔くん…帰っちゃうの?」
気付いたら縋るように口にしていた
翔「えっ?いや……何も考えてない,けど…
とりあえずお前は寝てろよ…」
掴んだ手を外されて
押されるがままに寝室に足を踏み入れる
でも寝てる間に帰ったら,と思うと淋しくて
今だけは翔くんを昔のように
もう少し独り占めしていたくて
潤「もう少し…一緒に,いて?
起きるまで…いてくれる?」
離された手を握り直して
翔くんの瞳を覗き込んだ
