センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第22章 グラジオラス
Jun side
バレないで2人で旅行なんて
心のどこかでは今も無理だと思ってる
最初は
“負けるのが怖いんだな?”
この言葉に負けず嫌いの俺は挑発されて
でも今は
負けてもバレても
翔くんが楽しそうで俺も楽しくて
次いつできるかわかんない旅行を
満喫できたらそれでいいと思える
…あ,バレたら満喫できないからそれは困るか
2人きりの2連休,誰にも邪魔されませんように
誰に向けてるのかわからない祈りを
心の中で呟いた
途中で運転を交代して
泊まる旅館の駐車場に車を停めて
翔「運転お疲れ様」
潤「翔くんもお疲れ様…」
重なるだけのキスをしてから車を降りた
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」
玄関では女将さんが出迎えてくれて
部屋に案内された
豪華な旅館ではないけど
2人で相談して決めた場所
決め手は美味しそうなご飯と
部屋についてる露天風呂
襖を開けると
眼前に広がる雪景色に思わず
潤「すげー…」
声が漏れた
しばらくその光景に見惚れていると
翔「躰冷えるよ?」
後ろからぎゅっと抱き締められて
潤「翔くんがあっためてくれてるから平気…」
腕の中でくるりと向きを変えて
首筋に顔を埋めるように抱きついた
バレないで2人で旅行なんて
心のどこかでは今も無理だと思ってる
最初は
“負けるのが怖いんだな?”
この言葉に負けず嫌いの俺は挑発されて
でも今は
負けてもバレても
翔くんが楽しそうで俺も楽しくて
次いつできるかわかんない旅行を
満喫できたらそれでいいと思える
…あ,バレたら満喫できないからそれは困るか
2人きりの2連休,誰にも邪魔されませんように
誰に向けてるのかわからない祈りを
心の中で呟いた
途中で運転を交代して
泊まる旅館の駐車場に車を停めて
翔「運転お疲れ様」
潤「翔くんもお疲れ様…」
重なるだけのキスをしてから車を降りた
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」
玄関では女将さんが出迎えてくれて
部屋に案内された
豪華な旅館ではないけど
2人で相談して決めた場所
決め手は美味しそうなご飯と
部屋についてる露天風呂
襖を開けると
眼前に広がる雪景色に思わず
潤「すげー…」
声が漏れた
しばらくその光景に見惚れていると
翔「躰冷えるよ?」
後ろからぎゅっと抱き締められて
潤「翔くんがあっためてくれてるから平気…」
腕の中でくるりと向きを変えて
首筋に顔を埋めるように抱きついた