センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第22章 グラジオラス
Sho side
潤「汗かいたし…夕飯前にお風呂入る?」
二人でゆっくり入れる露天風呂…
それに惹かれてこの旅館を予約したから
ある意味一番のメインイベントなんだけど…
翔「そうだな…」
腕の中にいた潤がニコッと笑って
頬に口づけてから風呂に向かう
その背中を追いながら時計を確認すると
夕食まで1時間弱…
一緒に入って…俺…我慢できる?
でも…真っ最中に仲居さんが入ってきたら…マズイよなぁ…
潤「翔くん,入らないの??」
潤が脱衣所から顔を出した
翔「…う…ん…」
曖昧な返事をすると
潤「入ろ?…雪降ってきて,綺麗だよ?」
手を引かれて脱衣所に入り
さっさと服を脱ぎ捨てて
入っていく潤を,また見送って
一つ深呼吸をしてから
露天風呂の扉を開けた
屋根はあるけど
躰を洗う場所も外だから
そこはマイナスの世界
温泉から出る湯気だけが
なんとか空気を暖めていた
白い湯煙の中に
シャワーで汗を流す潤が
うっすら浮かび上がる
クリアではない視界が
妙に扇情的で…
心臓がドクンと跳ねた
なるべく潤を見ないようにして
自分も素早く汗を流した
露天風呂は
広いわけではないけど
大人2,3人なら脚を伸ばして
ゆったり入れるくらいの
ちょうどいいサイズ
潤「やっぱり…ここに泊まることにしてよかったね」
乳白色のお湯の中で
そっと躰を寄せて寄りかかってくる
翔「そうだな…」
雪がチラチラと舞い降りて
余計な音が吸収されて
ちょぷちゃぷと俺達の動く水音だけが
その場に響く…
湯煙の中,潤とこうして居ることが
夢みたいに思えるほど,幻想的だった
潤「汗かいたし…夕飯前にお風呂入る?」
二人でゆっくり入れる露天風呂…
それに惹かれてこの旅館を予約したから
ある意味一番のメインイベントなんだけど…
翔「そうだな…」
腕の中にいた潤がニコッと笑って
頬に口づけてから風呂に向かう
その背中を追いながら時計を確認すると
夕食まで1時間弱…
一緒に入って…俺…我慢できる?
でも…真っ最中に仲居さんが入ってきたら…マズイよなぁ…
潤「翔くん,入らないの??」
潤が脱衣所から顔を出した
翔「…う…ん…」
曖昧な返事をすると
潤「入ろ?…雪降ってきて,綺麗だよ?」
手を引かれて脱衣所に入り
さっさと服を脱ぎ捨てて
入っていく潤を,また見送って
一つ深呼吸をしてから
露天風呂の扉を開けた
屋根はあるけど
躰を洗う場所も外だから
そこはマイナスの世界
温泉から出る湯気だけが
なんとか空気を暖めていた
白い湯煙の中に
シャワーで汗を流す潤が
うっすら浮かび上がる
クリアではない視界が
妙に扇情的で…
心臓がドクンと跳ねた
なるべく潤を見ないようにして
自分も素早く汗を流した
露天風呂は
広いわけではないけど
大人2,3人なら脚を伸ばして
ゆったり入れるくらいの
ちょうどいいサイズ
潤「やっぱり…ここに泊まることにしてよかったね」
乳白色のお湯の中で
そっと躰を寄せて寄りかかってくる
翔「そうだな…」
雪がチラチラと舞い降りて
余計な音が吸収されて
ちょぷちゃぷと俺達の動く水音だけが
その場に響く…
湯煙の中,潤とこうして居ることが
夢みたいに思えるほど,幻想的だった