センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第3章 コチョウラン
Sho side
スタッフと話が終わって
楽屋へ戻ろうとしたとき
その扉から潤が出てきて
咄嗟に隠れてしまった
…何してんだ,俺…
別に隠れることは無いだろう…
でも…今…潤と二人きりになるのは
気まずい…
看病した日…
結局,朝まで潤の部屋に居た
約束通り潤が目を覚ますまで傍にいて
熱が下がったことを確認してから部屋を出た
引き留められたけど無理だった
それ以上潤の顔を見ていられなくて…
潤が眠ってすぐに重ね合わせた
とろけるような唇は
俺の中に熱を残した
握った手
一定の寝息
身を捩って露わになる無防備なうなじ
上気した頬
すべてが俺を翻弄させる材料となっていた
俺は…
我慢できずに
その場で熱を放った
潤の手を…握りながら…
その行為は…
今でも俺の心を揺さぶっている
躰が覚えている…
潤に触れたことによって
湧き上がった熱を…
その後に残った罪悪感と虚無感を…
「あの時のお礼がしたい」と
何度となく誘われているけど
その都度,理由をつけて断っている
「何か作ってご馳走するから
また,うちに来て」
そう言われたときは
バレてるのかと思って怖くなった
とにかく…もう少し冷静にならないと…
「はぁ…」とまた溜息を吐いた時
潤「翔さん?何してんのこんなとこで」
明らかに“隠れてる”俺を見つけたのは潤だった
スタッフと話が終わって
楽屋へ戻ろうとしたとき
その扉から潤が出てきて
咄嗟に隠れてしまった
…何してんだ,俺…
別に隠れることは無いだろう…
でも…今…潤と二人きりになるのは
気まずい…
看病した日…
結局,朝まで潤の部屋に居た
約束通り潤が目を覚ますまで傍にいて
熱が下がったことを確認してから部屋を出た
引き留められたけど無理だった
それ以上潤の顔を見ていられなくて…
潤が眠ってすぐに重ね合わせた
とろけるような唇は
俺の中に熱を残した
握った手
一定の寝息
身を捩って露わになる無防備なうなじ
上気した頬
すべてが俺を翻弄させる材料となっていた
俺は…
我慢できずに
その場で熱を放った
潤の手を…握りながら…
その行為は…
今でも俺の心を揺さぶっている
躰が覚えている…
潤に触れたことによって
湧き上がった熱を…
その後に残った罪悪感と虚無感を…
「あの時のお礼がしたい」と
何度となく誘われているけど
その都度,理由をつけて断っている
「何か作ってご馳走するから
また,うちに来て」
そう言われたときは
バレてるのかと思って怖くなった
とにかく…もう少し冷静にならないと…
「はぁ…」とまた溜息を吐いた時
潤「翔さん?何してんのこんなとこで」
明らかに“隠れてる”俺を見つけたのは潤だった