センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第3章 コチョウラン
Sho side
仕事が終わって
俺は一人,駐車場に止めた車の中で
頭を抱えていた
潤「…相談があるの」
そう言った潤は
思い詰めた様子で
きっと何かに悩んでるんだと思う…
だからいつもみたいに
俺でいいなら相談にのって
少しでも悩みを解消してやりたい
そうは思うのに…
俺は車のエンジンをかけられないでいた
潤「ゆっくり聞いて欲しいから…
俺,ご飯作るからうちでもいい…?」
潤の家で?
ゆっくり…?
できるわけない…
仕事で会うだけだって
毎回必死で隠してるのに
プライベートで…
しかも潤の家で
2人きり…?
絶対無理だ…
自分の本能を抑え込む自信がない
でも潤の悩みを聞いてやりたい…
でも…
…さっきからその繰り返しで
この場所から全く動けないでいた
突然ポケットに入れていた携帯が振動する
〔 仕事お疲れ様
何時頃になるかわかったら
連絡ください 潤 〕
今度は携帯を見つめたまま動けない…
再び揺れる携帯
〔 疲れてる所ごめんね
翔さんの好きそうなもの作って
待ってるから… 〕
もうそれだけで心臓が跳ねる
でも…行くしかない…よな…
簡単に返信して
何度か深呼吸をした
相談にのるだけだから…
何度も言い聞かせながら
エンジンをかけ
ゆっくりと車を出発させる
少しだけ窓を開けて
冷たい風を車内に送り込んだ
仕事が終わって
俺は一人,駐車場に止めた車の中で
頭を抱えていた
潤「…相談があるの」
そう言った潤は
思い詰めた様子で
きっと何かに悩んでるんだと思う…
だからいつもみたいに
俺でいいなら相談にのって
少しでも悩みを解消してやりたい
そうは思うのに…
俺は車のエンジンをかけられないでいた
潤「ゆっくり聞いて欲しいから…
俺,ご飯作るからうちでもいい…?」
潤の家で?
ゆっくり…?
できるわけない…
仕事で会うだけだって
毎回必死で隠してるのに
プライベートで…
しかも潤の家で
2人きり…?
絶対無理だ…
自分の本能を抑え込む自信がない
でも潤の悩みを聞いてやりたい…
でも…
…さっきからその繰り返しで
この場所から全く動けないでいた
突然ポケットに入れていた携帯が振動する
〔 仕事お疲れ様
何時頃になるかわかったら
連絡ください 潤 〕
今度は携帯を見つめたまま動けない…
再び揺れる携帯
〔 疲れてる所ごめんね
翔さんの好きそうなもの作って
待ってるから… 〕
もうそれだけで心臓が跳ねる
でも…行くしかない…よな…
簡単に返信して
何度か深呼吸をした
相談にのるだけだから…
何度も言い聞かせながら
エンジンをかけ
ゆっくりと車を出発させる
少しだけ窓を開けて
冷たい風を車内に送り込んだ