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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第29章 ラズベリー

Jun side

潤「んぅ…っ…ふ…ぁ…」

キャンディが翔くんの口から
俺の口の中にはいってきて

口の中に甘いイチゴ味が広がる

潤「んっ…んん…ぁ…っ…ん」

キャンディを運んできた翔くんの舌が
俺の舌に絡んで

俺の口の中で2人でキャンディを味わった

真っ暗な砂浜で…
こんなことしたことなくて

誰もいないのはわかってるけど

見られるかもしれない
誰か来るかもしれない

そんなちょっとしたスリルが
躰に少しずつ流れ込んでくる熱を煽る

翔「甘いね…」

唇が離れて
その翔くんの声にも甘い熱が含まれていて…

潤「ね…もう1回…」

こんなとこでだめだ,とは思うのに

思わず翔くんの首に手を回して
キスを強請った

翔「声出すなよ?」

その翔くんの言葉に

…見えてるかわからないけど頷くと

潤「ん……っ……ん…」

俺の腰に翔くんの手が回って
躰が引き寄せられて
舌が絡まり合う

静かな砂浜に響く波の音に混ざって
くちゅくちゅと唾液が絡む音も鼓膜を擽った

潤「はぁっ…」

唇が離れる頃には
躰が熱くなっていて

翔「潤…」

ぎゅっと抱き締められて
首筋に当たる翔くんの吐息も熱をしっかり孕んでいた

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