センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第36章 サボテン
Sho side
潤を抱きしめたまま
しばらく過ごした
また怖い思いをした潤を
安心させるように抱きしめるけど
震えているのは俺の方かもしれない…
そう思うくらい冷静ではいられなかった
携帯がポケットの中で振動してる
それが,着信のバイブなのか
自分の震えなのかも
よくわからなかった
潤「翔くん…携帯,鳴ってるよ…」
潤が少し躰を離して
俺のポケットに手をやった
翔「あ…ぁあ…うん…」
表示を見るとニノで
潤が連れていかれたところも
俺の様子が変だったことも
全部見られてるから…
きっと何か感づいている気がする
翔「はい…」
意を決して電話に出た
和『あ…翔くん,大丈夫?今どこ?潤くんは?』
ニノの声は俺たちを現実に引き戻してくれた気がした
心配そうだけど,落ち着いた声…
翔「あ…ごめん,大丈夫…潤も一緒にいるし…少ししたら楽屋戻るから…みんな,帰ってていいよ…」
俺の言葉に,少し沈黙したものの
和『わかった…じゃ,おっさきー』
と明るく言って,深くは追及しないでくれた
翔「ありがとう…お疲れ」
これは,嵐みんなの優しさ…
助けて,と言えば…どこまででも助けてくれる
でも,聞かれたくないことは聞かないでくれる
翔「戻れる…?鞄取ってこようか…?」
電話を切って潤に振り向くと
思ったより落ち着いた顔で俺を見ていた
…俺が冷静じゃなかったからか…
潤「大丈夫…一緒にいく…」
立ち上がって,俺のTシャツの裾を掴んだ
その仕草に,なんだか安心して
唇をそっと重ねてから
自分たちの楽屋に向かった
潤を抱きしめたまま
しばらく過ごした
また怖い思いをした潤を
安心させるように抱きしめるけど
震えているのは俺の方かもしれない…
そう思うくらい冷静ではいられなかった
携帯がポケットの中で振動してる
それが,着信のバイブなのか
自分の震えなのかも
よくわからなかった
潤「翔くん…携帯,鳴ってるよ…」
潤が少し躰を離して
俺のポケットに手をやった
翔「あ…ぁあ…うん…」
表示を見るとニノで
潤が連れていかれたところも
俺の様子が変だったことも
全部見られてるから…
きっと何か感づいている気がする
翔「はい…」
意を決して電話に出た
和『あ…翔くん,大丈夫?今どこ?潤くんは?』
ニノの声は俺たちを現実に引き戻してくれた気がした
心配そうだけど,落ち着いた声…
翔「あ…ごめん,大丈夫…潤も一緒にいるし…少ししたら楽屋戻るから…みんな,帰ってていいよ…」
俺の言葉に,少し沈黙したものの
和『わかった…じゃ,おっさきー』
と明るく言って,深くは追及しないでくれた
翔「ありがとう…お疲れ」
これは,嵐みんなの優しさ…
助けて,と言えば…どこまででも助けてくれる
でも,聞かれたくないことは聞かないでくれる
翔「戻れる…?鞄取ってこようか…?」
電話を切って潤に振り向くと
思ったより落ち着いた顔で俺を見ていた
…俺が冷静じゃなかったからか…
潤「大丈夫…一緒にいく…」
立ち上がって,俺のTシャツの裾を掴んだ
その仕草に,なんだか安心して
唇をそっと重ねてから
自分たちの楽屋に向かった