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猫になりたい

第3章 馳せる想い

翔side

あの日ひたすら待ち続けた僕の箱に
キミが消えてしまったという報せ。

キミがいなくなってから
巡る季節が色褪せた。
まるで砂ぼこりにまみれてるよう。




目を閉じると、昔二人で行った海。

浜辺が…
キミの描いたシチリアの絵ハガキと似ていた。


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