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猫になりたい

第4章 キグルミ

智side

あの日から、ずっと側に居るのに
触れてもキミの瞳は僕を見ない。
指先はいつもすり抜ける。

キミには僕が見えないんだね…

だからちょっと神様にお願い。
翔くんに会いたい…

神様は渋りながらも
少しの時間だけ
僕に猫の着ぐるみを着せたんだ。

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