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過激BL短編集

第11章 夕焼けよりお前のほうが…綺麗だよ(完全タイトル詐欺)

「あ、そうだ。飲み物お茶かカルピスしかないんだけど…飲む?」

直哉の目が少し狼狽えている。多分俺が手を握ったから動揺しているんだろう。かわいい。

「え?カルピス?直哉の?」
「ひとんちに来て、5分で下ネタとかお前やべえぞ!」

2人でソファに座ってカルピスを飲む。普通のジュースの。
大人になって恋人と二人でカルピスを飲むなんて、新鮮。

「てかさ、お前がなかなか来ないから風呂入ろうと思って、沸かしちゃったんだよね」
「お風呂?直哉はいるなら俺も入りたい、来る前にシャワー浴びるつもりだったのに寝てたから…」

いつもなら整えてくるのに、寝癖も少し残ったまま。

「あー、じゃあ入る?服は俺のでいいよな」
直哉がクロゼットから部屋着とパンツを持ってくる。

「先入っといてくんない?」

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