過激BL短編集
第13章 王子様はキャラ作りが大変なの(´;ω;`)
今日も俺は「クールで威厳のある王子」としてやってきた。
そろそろ疲れた。
この国の国民は、威厳があるかないか、リーダーシップがあるかないかで上の人間を選ぼうとする。
王子として、国民の支持は得たい。
となると、行動だけでなく、人格まで変えることになった。
「わぁーもうやだ!つーかーれーたぁ」
綺麗に整えられた俺の部屋。
弟が来たのか…。
「兄貴、どうした」
ニカッと眩しい笑顔で笑う弟。
ずっと部屋にいたらしい。
弟の類は、血の繋がった弟だ。でも長男の俺は将来国王になるから、と特別に育てられた。過保護に。
だからお互いに兄弟という感覚ではなく、幼なじみのような感覚で暮らしている。
「今日は忙しかった。南の国々の国王たちとの会談に参加したんだけど、みんな俺にいろいろ委ねるからさぁ。動揺は顔に出せないし、キャラ作ってるし、素は普通の男だっつーの」
ブツブツと弟に文句をぶつける。
そろそろ疲れた。
この国の国民は、威厳があるかないか、リーダーシップがあるかないかで上の人間を選ぼうとする。
王子として、国民の支持は得たい。
となると、行動だけでなく、人格まで変えることになった。
「わぁーもうやだ!つーかーれーたぁ」
綺麗に整えられた俺の部屋。
弟が来たのか…。
「兄貴、どうした」
ニカッと眩しい笑顔で笑う弟。
ずっと部屋にいたらしい。
弟の類は、血の繋がった弟だ。でも長男の俺は将来国王になるから、と特別に育てられた。過保護に。
だからお互いに兄弟という感覚ではなく、幼なじみのような感覚で暮らしている。
「今日は忙しかった。南の国々の国王たちとの会談に参加したんだけど、みんな俺にいろいろ委ねるからさぁ。動揺は顔に出せないし、キャラ作ってるし、素は普通の男だっつーの」
ブツブツと弟に文句をぶつける。