過激BL短編集
第16章 甘えたい彼氏
「今ちょっと入ったよね」
しゅんたは不意打ちで耳を舐められて、体勢を崩してしまっていた。
「入ってない」
泣きそうな顔で俺を見る。
「嘘つく子は嫌いだよ?俺の目、見て。入ったよね?」
「ちょっとだけ…一瞬だけ…入りました」
だから許してとでも言いたげに、掠れたか細い声で言う。細くて小さくて今にも折れそうなのに、こんな涙目で見つめられると、どうにかしてしまいたくなる。
「目、逸らさないで。俺のこと見て」
恥ずかしそうに悠太俺の目を見る。
そっと腰を浮かせて、挿入する。
「まって…ねぇっ…あっ…だめっ…ぁぁ…」