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にじいろ。

第5章 傷痕と嫉妬の狭間で。

雅紀「…もうっ…!…イク…っ……!」

掴んだ俺の髪をグシャグシャに掻き乱し
身体をのけ反らせながら
まーくんは俺の口の中に
真っ白な欲望を吐き出した


雅紀「……ハァ…ハァ……ごめん…」


そう言うと
次の瞬間には
口に出しちゃった。
ってことを思い出したのか


雅紀「出してっっ!」


飛び起きて箱ごとティッシュを渡そうとした




ゴクッ

俺の喉仏が音を鳴らすと
目をまんまるにして


雅紀「何やってんの!かず!!」



めっちゃ焦ってる(笑)



和也「声デカいよ(笑)
ごちそうさま♡」

雅紀「きっ…!汚いって!」


オロオロしながら
取り敢えずこれ飲め!と言わんばかりに
ペットボトルのお茶を慌てて差し出した


和也「ありがと♡」

お茶を一口飲む


雅紀「そんなもんなんで飲むんだよ…
大丈夫?
お腹壊さない?」


不安そうな顔をするまーくんに
大丈夫だよと言うと
安心したのか

雅紀「…バカ」


また優しくふわっと抱きしめてくれた

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