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にじいろ。

第6章 俺達の夏。

雅紀「ただいま〜」



って

誰も居ねぇ…



2階の自分の部屋に上がり
旅行用のバッグを引っ張り出して
その中にかずへのプレゼントをしまう。


ベッドにドサッと倒れ込むと
睡魔が襲ってきた


『楽しみだなぁ』

『かず、プレゼント喜んでくれるかな………』












夢を見た




真っ白い世界の夢




声だけが聞こえる




懐かしい声












『生まれる前から僕達は………

ずっと

ずっと

一緒だったんだよ…』








「…………くん」


「…まーくん」




かず?



かずなの?






雅紀「かず…」




和也「なんだ、起きてんじゃん」


え?




目を開けるとそこには


愛しい恋人の顔があった

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