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にじいろ。

第6章 俺達の夏。

〜 翔Side 〜



智「翔くん!早く、早く!」

翔「智くん、待って!」


青い大きなクーラーBOXと
自慢の釣り竿を持って
智くんがいつもより速足で歩く


智「釣れるかなー?」

翔「そこは智くんの腕次第で(笑)」

智「あとねー、翔くんの為に貝ね、ふふっ。獲っちゃうよ!」

翔「マジか!楽しみなんですけど」

智「大っきいの釣ってさ、お造りにしたいんだよね。
ニノのお祝いだからさ〜」




釣りを楽しみたいだけじゃなくて
ちゃんと考えてたんだ、
ニノのお祝いのこと。




目指すのは
別荘から少し離れたところにある防波堤。

20分以上歩いて
俺たちはそこに向かった

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