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にじいろ。

第7章 二人の夏。 

和也「俺が嫌なこと思い出すんじゃないか?って?」

雅紀「もちろんそれもあるけど…
俺、初めてだしさ
どうすればいいかわかんない、ってのが本音…かな」




うわ、なんだこの歯切れの悪さ。
我ながら最悪だ…




和也「どうすれば、って、やり方のこと?」




ぶっ込んでくるねー!
かずくん今日はキレがいい!
って、
感心してる場合じゃねえ!




雅紀「うー…ん、やり方?いや、どっちが上で、とか?」




何言ってんだ、俺ーーーー!!!




和也「決めなくていいんじゃない?」




はい…?




和也「俺ね、まーくんと居て、わかったことがあるんだよね
新発見、ての?」

雅紀「えっ?何?」


和也「取り敢えず、この正座やめない?」

雅紀「あ、はい」


ソファーに普通に座り直して
かずが俺にもたれ掛かってきた


和也「こーしてね、甘えたい時もあれば、」




ー ガバッ! ー



?!



押し倒されて唇が重なったかと思うと
強引に舌が入ってきた

雅紀「んんっっ…!」








和也「こーして襲いたくなる時もあんの。」

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