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にじいろ。

第7章 二人の夏。 

和也「なんてね♡」



ふふっ。
と笑って抱きついてきた。


いやいや、
目がマジだったじゃん?
本気で襲われちゃうかと思ったよ?

でもさ…



雅紀「かずの言ってること、わかんなくもないよ」



可愛いかったり
艶っぽいかずは
本能をくすぐるしさ

さっきみたいに
強引に迫られると
ドキッとしてさ
女の子みたいにときめいちゃったりする


そりゃね、男だから
排出欲はありますよ?

だけど、なんだろう…
身体ごと
受け止めてほしい気持ちの時と
受け容れたい気持ちの時がある




和也「まーくんもわかるんだ?」




上目遣いで見つめんな、バカ…!




和也「じゃあさ…」




ドキドキする…











和也「今、俺のこと抱きたい?
それとも抱かれたい?

どっち…?」










今、ここで言わなきゃ










和也「まーくん…?」










言わなきゃ

















雅紀「かずを抱きたい。」

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