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にじいろ。

第9章 前世の記憶。

〜 雅紀Side 〜



翔「じゃあな、雅紀!ニノ!」

潤「またなー」

智「Zzz…」


雅紀「ありがと!楽しかった」

和也「大きい声出すと智くん起きちゃうから!
またねー」



2泊3日の旅行を終えて
俺達は自宅に帰ってきた


雅紀「初めての海はどうだった?」

荷物を下ろし
部屋で寛ぎながら
かずに聞いてみた

和也「めちゃめちゃ楽しかった!!
それに…嬉しかった」



この旅行で俺たちは
それまで越えられなかった一線を越えることが出来た


真っ紅になっちゃって
なんて可愛いんだろ

思わずギュッと抱きしめた


和也「まーくん?」


もーね
甘えたなその瞳は反則だよ?


雅紀「夜まで待てなくなるから
その瞳、辞めろって(笑)」


ベッドに倒れ込んで抱き合った



和也「幸せ…」

雅紀「俺も。」


前世がどうだったかなんて
別にどうってことないんだよ
今、かずとこうしていることが
こうしていられることが
俺にとって何よりも幸せなんだ

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