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にじいろ。

第10章 悪魔なアイツ。

俺の新たな高校生活は順調な滑り出しで
音楽やゲームを通して仲良くなったり
日々の挨拶や何気ない会話で仲良くなったりと
1年生だけでも沢山の友達が出来た

南校舎に行けば
まーくんと潤くんだけじゃなくて
周りの先輩達も声をかけてくれるようになり
各教科の先生とも良い関係を作れるようになって。


『まーくん』って呼び方も
敢えて変えずに
周りもまた
それを容認してくれてるようだった



家にも学校にも居場所がなかったあの頃が
まるで嘘のように
とにかく毎日が楽しくて
幸せで。

翔くんと智くんも
何かと俺を気にかけてくれて
時々連絡をくれた


『かずはみんなに愛されて幸せ者だね!』
まーくんはそう言うけど
全てはあなたから始まったんだよ?

あなたが
俺にたくさんの愛を運んできてくれたんだ

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