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にじいろ。

第10章 悪魔なアイツ。

斗真とKazがグータッチで挨拶をする

斗真「元気そーじゃん」

Kaz「お前もな
で?俺に会わせたいってのは?」

斗真「ああ、コイツなんだけど。
新しいうちのボーカルなんだよ」


俺はその場で立ち上がった



Kazが目を細めて俺を見る

目が悪いのか
よく見えていないようで
カツカツと俺に近付いて来た


和也「二宮です。初めまして」



その足は目の前で止まり
真っ直ぐに俺を見る



Kaz「へぇ…こりゃ驚いたね」



あるはずのホクロが無いくらいで
見れば見るほど
まんま、俺だ


DJがサングラスを外して俺とKazを交互に見た


DJ「そっくりじゃん」



あー、なんかイラッとする



Kaz「二宮くんね。
俺はKaz。よろしく」

   

決してフレンドリーでは無いけど
嫌味もない

この人に興味を持ち始めてる自分がいた

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