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にじいろ。

第10章 悪魔なアイツ。

Kazが俺の後ろをチラッと見る


斗真「あぁ。
左から、ドラムの風間、ベースの村上、先輩の相葉さん、松本さん」

各々頭を下げると

Kaz「堅苦しいのはいいよ。
今日はアレンジ調整の予定だったんだけど、
一曲なんかやろうか?」

斗真「いいの?」

Kaz「あぁ。折角だから聞いてってよ?」



照明を落として
バックライトが光り
正面からはスポットライトが当たる




Kazのシルエットに目が釘付けになった

この人はどんなパフォーマンスをするのか

あの声から
どんな歌声が聞けるのか




コンピューターに打ち込まれたDJミュージックがスタジオ内に鳴り響き
Kazがガイコツマイクに両手を重ね
妖艶に身体を揺らした

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