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にじいろ。

第13章 迷宮ラブソング。

雅紀「はい」

杏奈「気が利くね♪ありがと」


ジュースを飲みながら
二人して昔話に花を咲かせた


杏奈との会話は心地良くて
気を遣わなくていいし
何よりストレートに言うのが
俺にとってはラクだったんだ

女の子って
遠回しにモノ言ったりするじゃん?
わかんないんだよね、駆け引きとかそーゆーの


杏奈「で、どうなの?治ったの?女性恐怖症」

雅紀「はぁっ?!女性恐怖症じゃないし!」

杏奈「へーえ」


なんだよその疑いの眼差し


雅紀「俺のことよりそっちはどうなんだよ?居ないの?彼氏」




杏奈「…居ないよ、そんなの」

雅紀「そう…なんだ。可愛いと思うけどな」


杏奈が俺の顔を見てプハッと笑った


杏奈「雅紀に言われても褒められてる気がしないんだけど(笑)」

雅紀「なんだよそれ。やっぱさっきの撤回!可愛くない!全然可愛くなーい!」

杏奈「可愛くなくて結構ですぅー」

雅紀「あぁそーですかぁー」





何やってんだ、俺たち(笑)

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