にじいろ。
第13章 迷宮ラブソング。
家の前まで
二人で傘をさして歩いた
雅紀「ありがとね。助かったよ」
杏奈「どういたしまして」
雅紀「なぁ」
杏奈「何?」
雅紀「あのさ、杏奈もしかして潤のこと好…」
杏奈「あのねぇ!」
ハァッと溜息をつかれた
もしかしてめっちゃ呆れられてる?
杏奈「人の心配する前に自分のこと心配したら?」
雅紀「どういう意味?」
杏奈「あのこと、トラウマになってんでしょ?」
雅紀「…」
杏奈「ほら、やっぱり」
雅紀「…いいんだって」
杏奈「よくないよ!あたしのせいでもあるんだから…」
雅紀「…違うよ。杏奈は別に何も悪くないでしょ」
それ以上はお互い何も言わなかった
杏奈「…帰るね」
杏奈が走り去ろうとして
雅紀「あっ!ちょっと!傘!」
声をかけたけど立ち止まることはなくて。
雅紀「杏奈!!!」
名前を呼んだけど
俺の声が杏奈に届くことはなかった
そして
まさかその光景をかずに見られていたなんて
思いもしなかった
二人で傘をさして歩いた
雅紀「ありがとね。助かったよ」
杏奈「どういたしまして」
雅紀「なぁ」
杏奈「何?」
雅紀「あのさ、杏奈もしかして潤のこと好…」
杏奈「あのねぇ!」
ハァッと溜息をつかれた
もしかしてめっちゃ呆れられてる?
杏奈「人の心配する前に自分のこと心配したら?」
雅紀「どういう意味?」
杏奈「あのこと、トラウマになってんでしょ?」
雅紀「…」
杏奈「ほら、やっぱり」
雅紀「…いいんだって」
杏奈「よくないよ!あたしのせいでもあるんだから…」
雅紀「…違うよ。杏奈は別に何も悪くないでしょ」
それ以上はお互い何も言わなかった
杏奈「…帰るね」
杏奈が走り去ろうとして
雅紀「あっ!ちょっと!傘!」
声をかけたけど立ち止まることはなくて。
雅紀「杏奈!!!」
名前を呼んだけど
俺の声が杏奈に届くことはなかった
そして
まさかその光景をかずに見られていたなんて
思いもしなかった