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にじいろ。

第2章 動き始めた運命の歯車。

俺は物心付いた頃から
かずと一緒に暮らしてた
詳しい経緯はわからないし
聞いたことも無いけど
一緒に暮らしてたんだ


ばあちゃんちで

ばあちゃんと
母ちゃんと
俺と
かずとで


俺達は従兄弟同士ってことだけは知ってる

かずの両親のことは知らない





10年前、ばあちゃんが死んで
知らないおじさんとおばさんが
泣きじゃくるかずを連れて行ってしまった

その場面は



10年経った今でも
俺の記憶に色濃く残ってるんだ

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