テキストサイズ

にじいろ。

第15章 それぞれの誓い。

雅紀「良かったね、潤♪」

駅までの道を歩きながら
潤にそう伝えた



4人は前を歩いてわちゃわちゃやってる
何も変わらない、いつもの日常
ただ、いつもとちょっと違うのは。
潤が俺達と同じ駅で降りなかったこと

斗真んちに行くんだって。
仲のよろしいことで!
一緒に居れる時間は大事にしないとだもんね

改めて
俺たちは凄く恵まれてるなって思った









和也「潤くんと斗真、うまく行ってよかったね」

雅紀「だね!ちょっとびっくりしたけどね」


皆と別れたあと
二人きりで帰路に着く



雅紀「だいぶ陽が短くなったね」



人が人を想う気持ちに
あったかくなった夜


辺りは真っ暗だし
たまにはいいよね?


人がいないのをいいことに
足を止めて
かずを引き寄せた


和也「うわっ」

雅紀「誰も見てないし♪」

和也「あいばかっ!!」

雅紀「嫌?」

和也「嫌なわけないでしょっ…」



ホントはいつだってこうしたいんだよ?



雅紀「大好きだよ、かず。ずっとずっと一緒にいようね」

和也「俺も…大好き。ずっと一緒にいるよ」




満天の星空の下
俺たちはそっと唇を重ねて
満月に『永遠』を誓った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ