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にじいろ。

第2章 動き始めた運命の歯車。

和也「いいお湯だったー

もぉ、サイコー♡」




濡れた髪をタオルでゴシゴシしながら
ソファーに腰掛けた



ち、近いよ、かずくん?




母ちゃんが注いでくれた麦茶を一気飲みすると


和也「ぷはーっ♡」


だから、なんで語尾に♡マークが付くのさ…




和也「まーくん、まーくん♪見てー♡」


かずが俺の脇腹をツンツンする


和也「どう?色っぽい?」



濡れた長めの髪を両手の甲で持ち上げてる




うなじ見せんな、バカ!
ドキッとしただろッッ…!




雅紀「俺も風呂入ってくるッ!」

気恥ずかしさを誤魔化したくて
かずの髪をわざとクシャクシャっとしてやったら
ブーブー言ってた



脱衣所の鏡の前でフーッと溜息をついた





やだ、俺、顔紅い…

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