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にじいろ。

第18章 カミングアウト。

毛布でグルグル巻きにしようとするのを
必死で食い止める


雅紀「させるかっ!!」


和也「うわっ!馬鹿力っ!」




バキッ!





え…?

今、『バキッ』って言った?


二人で顔を見合わせた


恐る恐るベッドから降りて
布団を剥がし
マットレスを退かすと




雅紀「板割れてんじゃん…」

和也「やっちゃったね、まーくん…」

雅紀「いやいや、連帯責任でしょ」



さっきまでの甘々な雰囲気はどこへやら
一瞬にして重たい空気が流れた



雅紀「取り敢えず、母ちゃんに自首しに行こっか…」

和也「それがいいね…」



二人でトボトボと階段を降りた



ー ガチャッ ー



母「あら、おはよう
さっき凄い音したけど、どうかした?」



雅紀「いや…その、あのね、ベッド壊しました…」

和也「ごめんなさいっっ!」


腰を90度に曲げて
二人して頭を下げた


母「ベッドを壊した?!
あんた達、朝から何やってんのよーーーー」

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