にじいろ。
第20章 裏切りは蜜の味。
見覚えのある車
拉致された時と同じやつだ…
藤島「立てよ」
和也「離せ!!」
斗真「なにやってんだ、テメェ!」
和也「斗真!!」
斗真「ぐぁっ…!」
斗真が腹を思い切り蹴られて
その場に蹲った
和也「コイツに手ぇ出すな!目的は俺だろうが!
連れてけよ…アイツんとこに…」
藤島が不敵な笑みを浮かべた
藤島「んなこたぁしねぇよ。
お前の新しい飼い主は俺だ。
最高の裏切りだろ?」
藤島は
半年前、俺を飼っていたヒロムという男の右腕だった
裏切りだか復讐だか知らないが
俺はその道具ってわけか
藤島「あの人は今でもお前を愛してるんだよ、二宮」
和也「何が『愛してる』だ
笑わせんな…
ソイツを離せ!
そうすりゃ鳥籠ん中に戻ってやるよ…」
藤島「いいだろう
おい、離してやれ」
もう一人の男が
斗真から手を離した
斗真「ニノ…!」
和也「ごめんな、斗真。
俺は大丈夫だから」
斗真「ニノ!…ニノ!!!」
藤島に従うように
俺は車に乗込んだ
斗真が俺を呼ぶ声が
耳の奥で
ずっと
ずっと聞こえていた
拉致された時と同じやつだ…
藤島「立てよ」
和也「離せ!!」
斗真「なにやってんだ、テメェ!」
和也「斗真!!」
斗真「ぐぁっ…!」
斗真が腹を思い切り蹴られて
その場に蹲った
和也「コイツに手ぇ出すな!目的は俺だろうが!
連れてけよ…アイツんとこに…」
藤島が不敵な笑みを浮かべた
藤島「んなこたぁしねぇよ。
お前の新しい飼い主は俺だ。
最高の裏切りだろ?」
藤島は
半年前、俺を飼っていたヒロムという男の右腕だった
裏切りだか復讐だか知らないが
俺はその道具ってわけか
藤島「あの人は今でもお前を愛してるんだよ、二宮」
和也「何が『愛してる』だ
笑わせんな…
ソイツを離せ!
そうすりゃ鳥籠ん中に戻ってやるよ…」
藤島「いいだろう
おい、離してやれ」
もう一人の男が
斗真から手を離した
斗真「ニノ…!」
和也「ごめんな、斗真。
俺は大丈夫だから」
斗真「ニノ!…ニノ!!!」
藤島に従うように
俺は車に乗込んだ
斗真が俺を呼ぶ声が
耳の奥で
ずっと
ずっと聞こえていた