テキストサイズ

にじいろ。

第2章 動き始めた運命の歯車。

〜 和也Side 〜



お風呂上がり
悪戯心でまーくんに濡れたうなじを見せたら
めっちゃ紅くなってんの


まーくんて、わかりやすーい♡

ピュアなんだなー
俺のイメージ通りだよ




突然押しかけてきて
また一緒に暮らすだなんて
ホントは何があったのか気になってんでしょ?
でもさ
俺のこと、変に心配して欲しくないんだ
そのせいで暗い雰囲気を作りたくない


俺、天邪鬼だからさ
色々あったけど、自分事なのに他人事みたいな?

おばさんには
『ここに居たくない』
なんて、ポロッとこぼしちゃったけど…

過去にあったことなんて
当の本人は全然気にしてなくて


だからさ
明るく楽しく行こうよ
折角また一緒に暮らせるようになったんだからさ




交代でまーくんが風呂に行った
まーくんの部屋に俺用の布団を置いてくれてるってゆーから
俺はおばさんにおやすみの挨拶をして
荷物を持って部屋に向かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ