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にじいろ。

第2章 動き始めた運命の歯車。

ー ガチャッ ー



落ち着いた色合いの
綺麗に整頓されたフローリングの部屋

ラグの上に布団が一式置いてあった


俺は敢えて布団じゃなくて
ベッドにゴロンとなった




あっ
まーくんの匂いだ




急に眠気が襲ってきたから
俺はゆっくり目を閉じた






『…ず』

ん…?

『…ーず』


まーくんの声

俺、呼ばれてる?

あっ
ほっぺた突っつかれてる



急におとなしくなったからパチッと目を開けてやったら
目の前にまーくんのドアップ



ガッチリ首をホールドして
『何してんの?』
って聞いたのに
引きつった顔してるだけで正直に答えないから
腕の力を強めてやった


ジタバタしてるけど
離さないもんねー♪





俺の悪戯心に火が点いた


まーくんのこと
ちょっとからかっちゃう?

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