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にじいろ。

第20章 裏切りは蜜の味。

〜 雅紀Side 〜



三人で山風庵方面へと向かった
翔ちゃんと大ちゃんは偶然一緒に居て
タクシーですぐに向かうと言ってくれた


潤「斗真。お前は顔が割れてるから
翔くん達が来たら入れ替えでそのタクシーに乗って家に帰れ。
警察には絶対に言うな!わかったな?」

斗真「でも…」

雅紀「潤の言う通りにしてくれ、斗真」


斗真「わかった…」

潤「心配すんな。ニノは必ず俺たちが連れ戻す」




拉致されたあの日にかずが隠れていた
トイレのある公園に到着した

それからしばらくして
タクシーに乗った翔ちゃんと大ちゃんが駆けつけてくれた


斗真「絶対連れて帰ってきて…」

斗真の言葉に4人が頷いた



翔「とにかく車を見つけ出せってことだな?」

智「どんな車なの?」

潤「黒のセダンってことしかわかんないんだよ」

翔「ナンバーは?」


潤が首を振る


翔「情報が少なすぎるな…」



その時
俺のスマホの着信音が鳴った




ー プルルルル プルルルル ー




雅紀「かずからだ!!」

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