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にじいろ。

第20章 裏切りは蜜の味。

みんなで智くんの家に泊まった。
夏の櫻井別邸以来で嬉しかった。



潤「これさ、どーやって寝んの?」


寝室には
シングルの三組の布団がギッチリ並んで
部屋が目一杯埋まってる。


智「俺と翔くん、相葉ちゃんとニノ、潤くん
で。」




壁側は、寝相の悪い翔くん。
その隣りに智くん。
真ん中の布団の智くん側に、俺。
続いて、まーくん。
リビングに一番近い布団に、潤くん。


ギリギリまでみんなでワチャワチャしながら
俺たちは眠りについた。


人口密度が高いからか
あったかい。







夜中
唇に僅かに感じる、柔らかな感触で目が覚めた。





誰かにキスされてるけど
まーくんじゃない。



和也「誰?」

その質問に答えは帰ってこなかった。





鼻をかすめた
ハーブの香りと
唇に残る、甘い蜂蜜の味。

夢でも見ているのかと思った。






誰だよ、俺にキスしたの。

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