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にじいろ。

第21章 君に届け。

〜 雅紀Side 〜



村上「さぶっ!」

風間「バカ!お前くっ付くんじゃないよ!」

雅紀「ほら、早くしないと始まっちゃうよ?」

潤「おっ。翔くん!智くん!」

智「おー!潤くーん!」

翔「急がないともう音楽聞こえてるよ?」


俺達は急いでかずと斗真の元に向かった



♪流れ星ながれて君の 涙をぬぐってお願い…♪



村上「ホンマや!はよ、はよ!」

風間「おめーが遅ぇんだっつーの!」



流れる人を掻き分けて
かずたちが演奏する真ん前を一列に陣取った。



潤「斗真歌えてるじゃん(笑)」

智「弾き語りもイイねぇ」


翔「雅紀」

雅紀「ん?」

翔「ニノ、大丈夫そうだな」

雅紀「うん。大丈夫だよ。
気持ちの整理もついたみたい」



♪日の光浴びてる君の 笑顔を守ってあげた
 い
 今ここで美しく 輝いている君と

 いつまでも手をとりあって
 步き続けていこう…♪



俺たちは拍手を送った。


かずは俺の方を見て
ニコッと笑うと

ふっと夜空を見上げた。

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