
にじいろ。
第27章 背徳の瞳。
Lily「あら、結構揃ってるのね」
冷蔵庫を開けてみると
ある程度のものは作れそうな位、食材が詰め込まれていて。
Lily「何食べたい?」
和也「なんでもいいよ」
『なんかカップルの会話みたい』
ってLilyが笑った。
手際よく料理をするLilyを
テーブル席に座って煙草を吸いながら
ずっと見ていた。
Lily「歳もね、ホントは26じゃないの」
和也「へぇ…いくつ?」
Lily「いくつに見える?」
和也「お前は安いキャバ嬢かよ」
可愛くないわね、とLilyが口を尖らせる。
和也「俺も…ハタチじゃないよ」
Lily「そうなの? ホントはいくつ?」
和也「お前が教えたら教える」
Lily「アタシは…ホントは23」
何で上にサバ読んでんの?
って聞いたら
その方が若く見えると言われるから、って言ってたけど
そのスッピン見たら23にも見えねぇよ。
和也「6つ違いは変わんないんだな」
Lily「え?」
和也「俺、今年17だから」
ちょうど出来上がった野菜炒めをテーブルに置きながら
『若いのに苦労してんのね。』と
Lilyは俺の頭を撫でた。
冷蔵庫を開けてみると
ある程度のものは作れそうな位、食材が詰め込まれていて。
Lily「何食べたい?」
和也「なんでもいいよ」
『なんかカップルの会話みたい』
ってLilyが笑った。
手際よく料理をするLilyを
テーブル席に座って煙草を吸いながら
ずっと見ていた。
Lily「歳もね、ホントは26じゃないの」
和也「へぇ…いくつ?」
Lily「いくつに見える?」
和也「お前は安いキャバ嬢かよ」
可愛くないわね、とLilyが口を尖らせる。
和也「俺も…ハタチじゃないよ」
Lily「そうなの? ホントはいくつ?」
和也「お前が教えたら教える」
Lily「アタシは…ホントは23」
何で上にサバ読んでんの?
って聞いたら
その方が若く見えると言われるから、って言ってたけど
そのスッピン見たら23にも見えねぇよ。
和也「6つ違いは変わんないんだな」
Lily「え?」
和也「俺、今年17だから」
ちょうど出来上がった野菜炒めをテーブルに置きながら
『若いのに苦労してんのね。』と
Lilyは俺の頭を撫でた。
