
にじいろ。
第27章 背徳の瞳。
『だいすき』
なんて言われて
意識しないわけなくて
夕飯を食べてるヒカルをつい、チラチラと盗み見たりなんかしちゃって。
小園「雅紀くん、どうかしたかい?」
雅紀「へっ?! いや、なんでもない…です」
動揺する俺を見て
口元を隠してクスッと笑うこの小悪魔が
憎たらしいのにやっぱり可愛くて。
小園「この後、ちょっといいかな?」
雅紀「あっ、はい。」
夕飯を済ませたあと
小園さんが差し出した一枚のプリント。
雅紀「ホームステイ…?」
小園「ここの子供達の多くはね、春休み、夏休み、冬休みと
自宅や里親の会のお宅に数日間ホームステイに行くんだよ。
なんだけど、ヒカルはね…」
ヒカルは虹の家に来てから
一度もホームステイをしていないという。
断固として拒否をするんだそうだ。
小園「それが、医務室から戻ってきた時にね
ホームステイをしたいって言ったんだ。
雅紀くんの家に…」
雅紀「僕の家に、ですか…?」
小園「もちろん、それはダメだって言ったんだよ?
でも
手話で捲し立てられちゃって
つい
『わかったから』
って言っちゃってね…」
なんて言われて
意識しないわけなくて
夕飯を食べてるヒカルをつい、チラチラと盗み見たりなんかしちゃって。
小園「雅紀くん、どうかしたかい?」
雅紀「へっ?! いや、なんでもない…です」
動揺する俺を見て
口元を隠してクスッと笑うこの小悪魔が
憎たらしいのにやっぱり可愛くて。
小園「この後、ちょっといいかな?」
雅紀「あっ、はい。」
夕飯を済ませたあと
小園さんが差し出した一枚のプリント。
雅紀「ホームステイ…?」
小園「ここの子供達の多くはね、春休み、夏休み、冬休みと
自宅や里親の会のお宅に数日間ホームステイに行くんだよ。
なんだけど、ヒカルはね…」
ヒカルは虹の家に来てから
一度もホームステイをしていないという。
断固として拒否をするんだそうだ。
小園「それが、医務室から戻ってきた時にね
ホームステイをしたいって言ったんだ。
雅紀くんの家に…」
雅紀「僕の家に、ですか…?」
小園「もちろん、それはダメだって言ったんだよ?
でも
手話で捲し立てられちゃって
つい
『わかったから』
って言っちゃってね…」
