にじいろ。
第27章 背徳の瞳。
〜 和也Side 〜
リビングに明かりが点いてる。
…そりゃ、居るよね。
どこかで期待してたのかもしれない。
ホントは…会いたかったんだ。
玄関の前で深呼吸をした。
ドキドキしてる。
この家の鍵を開けるのも
これで最後だ。
俺は意を決してノブに鍵を差し込んだ。
― ガチャッ ―
玄関を開けて
一番最初に俺の目に飛び込んできたのは
見慣れない、スニーカー。
…誰か連れて来てんだ…
カレーのいい匂いがする。
その『誰か』に作ってやったのかな。
そっか…
俺が居なくても
ちゃんと楽しく生活出来てるんだ
なぁーんだ…
食事も喉を通らないほど落ち込んでるんじゃないかって心配してたのに
なんか俺、馬鹿みたいだ…
リビングには寄らず
真っ直ぐ階段を登って部屋に向かった。
ドアを開けるとすぐさま衣装ケースを開けて
デカイバッグにぐちゃぐちゃに詰められるだけ詰め込んだ。
― コンコン ―
部屋のドアをノックする音が聞こえて
ピタリとその動きを止めた。
― ガチャッ ―
なんだよ
俺のとこにわざわざ来ることなんてないじゃん。
お客人、待たせてるんでしょ。
リビングに明かりが点いてる。
…そりゃ、居るよね。
どこかで期待してたのかもしれない。
ホントは…会いたかったんだ。
玄関の前で深呼吸をした。
ドキドキしてる。
この家の鍵を開けるのも
これで最後だ。
俺は意を決してノブに鍵を差し込んだ。
― ガチャッ ―
玄関を開けて
一番最初に俺の目に飛び込んできたのは
見慣れない、スニーカー。
…誰か連れて来てんだ…
カレーのいい匂いがする。
その『誰か』に作ってやったのかな。
そっか…
俺が居なくても
ちゃんと楽しく生活出来てるんだ
なぁーんだ…
食事も喉を通らないほど落ち込んでるんじゃないかって心配してたのに
なんか俺、馬鹿みたいだ…
リビングには寄らず
真っ直ぐ階段を登って部屋に向かった。
ドアを開けるとすぐさま衣装ケースを開けて
デカイバッグにぐちゃぐちゃに詰められるだけ詰め込んだ。
― コンコン ―
部屋のドアをノックする音が聞こえて
ピタリとその動きを止めた。
― ガチャッ ―
なんだよ
俺のとこにわざわざ来ることなんてないじゃん。
お客人、待たせてるんでしょ。