にじいろ。
第28章 生きることの意味、死ぬことの答え。
Lily「カズ…!
どこ行ってたのよ…心配したんだから!」
和也「悪い…」
Lily「何があったの…?」
和也「あのな、ケンジ…」
育ての母が亡くなったこと
まーくんのこと
まーくんを好きだということ
そして
生まれてから相葉の家に来るまでのこと
ウリをやってたことも
ケンジにすべて話した。
和也「これで…何で俺が男の抱き方を知ってるのか、わかっただろ…?」
ケンジは泣いていた。
Lily「ホント、馬鹿…」
泣きながら
俺をバシバシ叩くケンジの手が
何故だか嬉しかった。
Lily「アンタ…帰んなさいよ
その人のところに…ちゃんと帰って…?
幸せになんなきゃ…アタシが許さないんだからね…!」
オーナーに
礼服を借りた。
近くまで送ってやると言ってくれた。
俺は素直にその好意に甘えた。
Lily「いい?
喪が明けたら
アンタの気持ち、ちゃんとその人に伝えるのよ?
それまではここに住まわせてあげる。
だから…ね、…ナル。」
和也「ありがとな、Lily…」
Lily「葬儀には…オーナーと一緒に参列させていただくから。」
俺は
オーナーの運転する車で
最小限の荷物だけ持って家に向かった。
どこ行ってたのよ…心配したんだから!」
和也「悪い…」
Lily「何があったの…?」
和也「あのな、ケンジ…」
育ての母が亡くなったこと
まーくんのこと
まーくんを好きだということ
そして
生まれてから相葉の家に来るまでのこと
ウリをやってたことも
ケンジにすべて話した。
和也「これで…何で俺が男の抱き方を知ってるのか、わかっただろ…?」
ケンジは泣いていた。
Lily「ホント、馬鹿…」
泣きながら
俺をバシバシ叩くケンジの手が
何故だか嬉しかった。
Lily「アンタ…帰んなさいよ
その人のところに…ちゃんと帰って…?
幸せになんなきゃ…アタシが許さないんだからね…!」
オーナーに
礼服を借りた。
近くまで送ってやると言ってくれた。
俺は素直にその好意に甘えた。
Lily「いい?
喪が明けたら
アンタの気持ち、ちゃんとその人に伝えるのよ?
それまではここに住まわせてあげる。
だから…ね、…ナル。」
和也「ありがとな、Lily…」
Lily「葬儀には…オーナーと一緒に参列させていただくから。」
俺は
オーナーの運転する車で
最小限の荷物だけ持って家に向かった。