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にじいろ。

第3章 魂の片割れ。

和也「ちゃんと聴いてた?」

雅紀「…え?あっ、もちろん聴いてたよ!
かず、ギター上手いね?
てか、歌もめっちゃ上手い」

和也「へへっ♡」


褒められて嬉しそう。
さっきはあんなにカッコ良かったのに
笑顔は可愛くて…

まだドキドキしてる




和也「まーくんはギターやらないの?」

雅紀「俺? Fで断念した(笑)」

和也「ビギナーあるあるだね(笑)
ちょっとやってみて?
あっ、ダメか。俺、左だから」


そっか。
左利きだから弦が逆に張ってあるんだ




ギターをケースに戻すと
ベッドに座ってた俺の隣りにちょこんと座る


和也「手、パーにして?」

雅紀「パー?」






差し出した手に
かずの手が重なった

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