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にじいろ。

第3章 魂の片割れ。

かずの手が俺の手に触れて
心拍数が上がる


和也「俺より全然デカイじゃん。
絶対押さえられるって」

なんだ、『F』の話か

雅紀「いやぁ、俺はギターのセンスないわ(笑)」



ふふっと笑って
重ねた手をギュッと握ってきた



…へ???



かずが
握った手をじっと見つめてる




和也「似てる」

雅紀「え?何?」

和也「まーくんの手と、俺の手。」



大きさも
色も
太さも
全然違うのに?

何が似てるの?



雅紀「全然似てないじゃん?」

和也「似てるよ、ホラ」



かずが指差したのは







爪。

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