にじいろ。
第28章 生きることの意味、死ぬことの答え。
小園「二人だけで本当に大丈夫かい?」
雅紀「大丈夫です。
何から何までホント…ありがとうございました。
明日の葬儀もよろしくお願いします」
通夜が終わったあとも
最後まで心配して残ってくれた小園さんをなんとか送り出して
俺とまーくんの二人だけで棺守りをした。
交代で風呂に入り
リビングに布団を敷いて交代で寝ようと決めた。
和也「先寝ていいよ。俺まだ全然大丈夫だから、」
雅紀「俺も大丈夫だよ。
昼間仮眠させてもらったし」
途切れ途切れの会話。
やっぱり二人きりになると
うまく喋れなくて。
雅紀「それ…まだ着けてくれてたんだね。」
和也「あぁ…うん。」
外せなかった、ペアネックレス。
同じものが
まーくんの首元で光る。
雅紀「このネックレスさ
母ちゃんも気付いてたの、知ってた?」
和也「えっ? そーなの…?」
あーちゃん、何も言ってなかった。
何も言われてなかったのに…
雅紀「クリスマス・イブのあの日、夜勤に出かける前かな。
『それ、二人とも凄く似合ってるわよ』って言われたんだよね。
よく見てんなーって思ってさ」
和也「あーちゃんの目は誤魔化せないね」
雅紀「ほんとそれ。」
ネックレストップを握りしめて
まーくんが微笑んだ。
雅紀「大丈夫です。
何から何までホント…ありがとうございました。
明日の葬儀もよろしくお願いします」
通夜が終わったあとも
最後まで心配して残ってくれた小園さんをなんとか送り出して
俺とまーくんの二人だけで棺守りをした。
交代で風呂に入り
リビングに布団を敷いて交代で寝ようと決めた。
和也「先寝ていいよ。俺まだ全然大丈夫だから、」
雅紀「俺も大丈夫だよ。
昼間仮眠させてもらったし」
途切れ途切れの会話。
やっぱり二人きりになると
うまく喋れなくて。
雅紀「それ…まだ着けてくれてたんだね。」
和也「あぁ…うん。」
外せなかった、ペアネックレス。
同じものが
まーくんの首元で光る。
雅紀「このネックレスさ
母ちゃんも気付いてたの、知ってた?」
和也「えっ? そーなの…?」
あーちゃん、何も言ってなかった。
何も言われてなかったのに…
雅紀「クリスマス・イブのあの日、夜勤に出かける前かな。
『それ、二人とも凄く似合ってるわよ』って言われたんだよね。
よく見てんなーって思ってさ」
和也「あーちゃんの目は誤魔化せないね」
雅紀「ほんとそれ。」
ネックレストップを握りしめて
まーくんが微笑んだ。