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にじいろ。

第3章 魂の片割れ。

俺の爪の形と
かずの爪の形。




…ホントだ、似てる。



和也「ねぇ、知ってる?」


かずが俺の目をじっと見つめた



和也「魂はさ、より多くの体験ができるように
人間として生まれて来る時に一つの魂が二つに分かれるんだって。
一つは男性の体に入って
もう一つは女性の体に入る。

でも、極稀に同性同士のこともあるって。

人生は魂の修行で…傷ついて磨かれてくの。

どんなに苦しいことがあっても
『生きる使命感』
が潜在的に組み込まれてる。
それはなんでかって言うとね、」

雅紀「うん、」


和也「魂の片割れに、
もう一人の自分に、再会するためなんだって」




そう言って
尚も俺の目をじっと見つめた

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