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にじいろ。

第30章 虹色。

オーナー「ええなぁ…
めっちゃええなぁ…
感動やなぁ…」

和也「ちょ、オーナー! 泣かないでよ?」


恥ずかしそうに
テーブル席に戻ってくるかずに
『めちゃめちゃ良かったよ』
って言ったら
『ありがと』
って照れて俯いた。











春休みが終わり
まーくんは三年に
俺は二年になった。


シンガーとして歌うことは
芸能活動として
幾つかの制限の元、学校側に許可をもらった。

そして俺の髪は金髪のまま。
これも何故だか
芸能活動のための特別措置として認められた。





春が過ぎ



夏が過ぎ



秋が過ぎ



冬が過ぎ







一年後








翔くんは北海道大学医学部に合格。
東京を離れ
一人、北海道へと旅立った。




潤くんは服飾系の大学へ進学。
デザイナーになる為の一歩を踏み出した。




智くんはアシスタントを脱し
カメラマンとして活躍している。




そしてまーくんは
福祉大へ進学し
時折、ボランティアとして
虹の家のイベントなんかに参加している。
将来は児童福祉に関わりたいんだって。









俺は、というと
高校生活を送りながら
相変わらず、STAY GOLDでシンガーとして歌ってる。

ただひとつ、変わったのは…

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