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にじいろ。

第5章 傷痕と嫉妬の狭間で。

傷跡と嫉妬の狭間で
まーくんがこんなにも苦しんでたことを
俺は知らなくて

俺が一人で抱えてたことが
まーくんを苦しめてたんだって
やっとわかった


和也「明るいとこでは…見られたくない」



まーくんは頷いて
電気を消した


月明かりで
顔も姿もちゃんと見えるからいいよね?

初めてキスした時とおんなじだ



雅紀「やっぱり…俺が脱がせていい?」

コクンと頷いた




まーくんの大きな手が
シャツをたくし上げて
裸になった


背を向けると
肩から腕に向けて優しく撫でてくれて

指が


そっと
傷跡に触れた

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