涙色*遠恋
第1章 『奇跡的な出逢い』
『……ハイハイ……何でも聞いて♪ 何でも答えるから♪』
『お願いします。』
なんだか完全に彼のペースだ…… 悔しい!
それからも質問は続いた。 時々チーフの考えた下ネタの質問を 交えながら。
……ったく!!……絶対帰ったら、 特上寿司!
そして彼へのインタビューが、 ようやく40分程で終わった!
『……以上です……深海さん! お疲れ様でした! ご協力有り難とうございました。』
『……はあ……やっと終わったあ!お疲れ様でした! 』
『お疲れ様! ほんとに長時間お疲れ様でした!』
『……いやいや……楽しかったよ♪ すぐ写真撮るの?』
『……そうね…… ちょっと休憩しますか?』
『……うーん…… そうだな~ そうしようか?』
『そうですね。』
『今日は写真撮影で終わりだっけ?』
『……はい…… そうです♪』
『……じゃ…… 休憩しよ♪』
『……はい…… 解りました♪』
『……ねえ…… 今回は俺の密着 なんだよね?』
『はい。 すみません。』
『ハハ♪ 謝らなくていいよ♪その代わり夕飯は俺に付き合 ってよ♪一緒にご飯食べよ?俺のいきつけのとこ連 れてくからさ♪』
『え?』
『……密着だろ……超密着出来るよ♪』
『……あ…… ご一緒していいんですか?』
『……クスッ…… やる気スイッチ、 入った?』
『……いえ…… そんな。』
そうと決まったら休憩短めにして、 ご飯ゆっくり食べない?』
『そうですね。 時間どうします?』
『じゃあ15分ぐらいは?』
『そうですね。 じゃあ15分で。』
『……OK♪…… 俺はここで休めばいいから♪』
『あ、 じゃあ私もここに居ていいですか?』
『いいよ? ここでいいの?』
『はい♪』
『……OK♪…… じゃあ飲み物取ってくるね♪ 何がいい?』
『あ、 すみません。 じゃあアイスコーヒーありますか?』
『あるよ♪ じゃ行ってくる♪』
『有り難とう。』
-パタッ-
暫くして彼が 飲み物を持って来てくれた。
『……はい♪……』
『有り難とう。』