涙色*遠恋
第2章 『彼の居る場所』
……私は……
慌ててチーフに、
メールを入れた。
ほんとは電話を
掛けたい所だけど、電車の中じゃ、
そうもいかない。
『お疲れ様です。
取材終わりました。今から東京に戻ります。』
するとなんとチーフからメールの返信が
直ぐに来た。
……は、早ッ!……
『お疲れ~
どうだ?いい男
だったか?♪』
……ええ……
そりゃもう☆
『そうですね。
なかなか好青年、
でしたよ♪』
『そうかそうか♪
何時に駅に着く?』
『……え?……
4時頃には。』
『駅まで迎えに、
行くから!』
『……え?……
そんないいですよ。まだ昼間ですし。』
『……新谷……
飯奢る約束だろ?』
『……あ……
ほんとに奢って、
下るんですか?』
『……勿論♪……
ああ、でもお前、
疲れてるか?
明日にするか?』
『……はい……
どちらかと言うと、明日のが嬉しいですかね~』
『解ったよ!
じゃあ飯は明日な?一人で帰れるか?』
『チーフったら!
子供じゃ無いんで、帰れますよ~』
『……ハハ……
そうか?
じゃあ気をつけて、帰れよ?』
『……はい……
有り難とうございます。』
私はチーチーフとの、
メールを終わると少し眠る事にした。