涙色*遠恋
第2章 『彼の居る場所』
……涼との……電話を終えて、
私の心は少女の様に踊って居た♪
……まさか……
涼とこんなに早く話せるなんて私は、
思って無かった。
絶対1週間ぐらいは間が開くと何故か、
勝手に思って居た。笑っ
……あ!……
お母さんにも電話しなきゃ!
『……もしもし……お母さん?』
『……結奈?……』
『……ええ♪……東京に着いたわ。
今から帰ります。』
『お疲れ様!
あ、結奈?夕飯は食べるでしょ?』
『……ええ♪……
もうお腹ペコペコよー!』
『……ふふ……
結奈の好きなハンバーグよ♪』
『……わあお!……やった♪
さすがお母さん!』
『……結奈……
早く帰ってらっしゃい♪』
『……はあい♪……』
『気をつけてね♪』
『お母さん!有り難う♪』
……私は……
家路へと急いだ。
……やっぱり……
お母さんの前では子供に戻れる♪
30分後ようやく私は家に着いた。
……はあ……疲れたあ~!
『……お母さん!……只今~♪』
玄関に入るとキッチンから、
いい匂いがして来た♪
……ああ……
ほんとにお腹空いてきちゃった~
『……結奈♪……
お帰りなさい♪
もう夕飯出来てるわよ♪~』
『……お母さん……有り難とう♪
お父さんは?』
『今日は仕事遅いらしいから、
先食べましょ♪』
『……はあい♪……お腹空いたあ♪~』
『早く座りなさい♪』
私はキッチンのイスに座った。
『……結奈♪……食べましょ?』
『美味しそう♪頂きまーす♪』
『……ハイハイ……結奈よっぽど、
お腹空いてるのね♪沢山食べなさい♪』
『……うん……
帰りの電車で駅弁買いそびれちゃった~』
『……あらあら……それは、
お腹空くわね~』
『……でも……
お母さんの料理の方が断然、
美味しいもの♪』
『……あら……そう?
それは有り難う♪』
『……うーん♪……やっぱりお母さんの、
ハンバーグ最高に美味しいわ♪』
『……ふふ……』
……なんだか……
ハンバーグが好き♪とか子供みたい。
でもお母さんのハンバーグは、
ほんと美味しいのだ♪