涙色*遠恋
第2章 『彼の居る場所』
『ところで結奈♪今回も、
イケメンさんだったの?♪』
お母さんは私の仕事の内容を、
大体知って居る。
『……ええ……そりゃもう♪
びっくりする程のイケメンで♪』
『……あら……
良かったじゃない♪でも不思議ねえ?』
『……へ?……何が?』
『……だって……結奈はそんなに、
イケメンさん達と知り逢う機会が、
あるのに未だに彼氏が、
出来ないなんて?~』
……う!……
『……だって……お母さん!
それは仕事に、
行ってるんだもの。』
……お母さん……
その仕事場で貴女の娘は実は、
彼氏が出来てしまいました。笑っ
……とは……
さすがに言いにくいな。汗~
……私は……いつも大体の事は、
お母さんに話して居るけど、
今回はさすがに話しにくいわ。
……汗!……
『……あら……
そんなの要領よくやるのよ♪
あんたそこそこ可愛いのに、
声とか掛からないの?~』
『……もう!……
そこそこって何よ~お母さんに似たのよ。笑っ』
……ったく……
なんて事言うのよ!
『……あら……
お母さんは昔それはモテモテだったのよ~♪』
『……ハイハイ……並み居るライバルを、
蹴落としてお父さん見事、
勝ち取ったんでしょ~~
もう聞き飽きたわ。笑っ』
『……結奈……
彼氏出来たら、
連れて来なさいね~』
『……ハイハイ……とうぶん先よ~
ご馳走様♪』
『 ゆっくり寝なさい♪』
『……はあい……
お父さん何時頃?』
『……多分……
夜中だから結奈、
先寝ていいわよ?』
『……じゃあ……
片付けるわ。』
『……あら……
い いわよ。結奈。
疲れてるんだから。早く休みなさい。』
『……はあい……
お母さん♪有り難う♪
ご馳走様でした。
おやすみなさい♪』
『おやすみなさい♪』
私は自分の部屋に戻った。