涙色*遠恋
第1章 『奇跡的な出逢い』
私は適当に服を選ぶ…… 正直、服なんて 適当でいいと思う。仕事に行くんだから……
---ただ--- 好印象な服は 心がけてた。
---今回--- 相手が若いから、 膝丈ぐらいの、 スカートを選んだ。後は白いブラウス♪
---うん--- これなら大丈夫ね♪
---私は--- 全身用の鏡で、 チェックして、 母が荷造りしてくれた、中身を確認してそこに、 足りない物を詰めてようやく、 10分後完了した。
慌てて玄関に向かう。玄関先から 母とチーフの、 話し声が聞たこえた。
『……どうも…… 毎回すみません。』
『---いえ---家の娘お役に立ってます?』
『---はい---もちろん♪ いつも助かってますよ♪』
『……チーフ…… すみません! お待たせしました!』
『---いや---待って無いぞ? 早かったな?』
『---はい---母がしといてくれました♪』
『---ああ---お母さん♪ 有り難とうございます♪』
『いえいえ♪』
『……じゃあ…… 娘さん、 お借りします! 行くぞ!』
『---はい---じゃあお母さん 有り難とう! 行って来ます!』
『---結奈---気をつけてね!』
『はいはい♪』
『---じゃ---失礼致します!』
こうしてチーフと 私は 東京駅に急いだ。
東京駅に着いて、 私はチーフにお礼を言って、 急いで改札口へと向かう。
『……チーフ…… 有り難とうございました! 行って来ます!』
『……ああ…… 新谷! 気をつけてな! 帰って来たら、 飯奢ってやるよ♪』
『……チーフ…… ほんとですか?♪』
『……ああ♪……』
『嬉しい 楽しみです♪ じゃ行って来ます!』
私は急いで、 大阪行きのホームに向かった。
その時大阪行きの電車が到着した。 どうやら時間通りの電車に間に合ったみたいだ……
……良かった……
自由席だったが平日だった為、 余裕で座れた。 私は席に座ると さっき買ったばかりの、缶コーヒーを開け一口飲 んだ。
そしてさっき チーフがくれた、 彼の写真と資料にもう一度目を通した。
……深海涼……
何度見ても文句の、着けようの無い程のイケメンで ある。
今時の茶葉の、 肩までのサラサラの髪……
切れ長の涼し毛な、瞳……
身長は1175cm程か? 痩せ形の体系。