涙色*遠恋
第1章 『奇跡的な出逢い』
今日は始めに彼の、店で何枚か写真を、撮ったり彼 のインタビューも、 ここでする事に なって居た。
その後彼に2日間 密着予定だ。 つまり私はこのイケメン君と2日間、ずっと一緒に居る事になる……
カラオケ店に入るとまず、 店長らしき人が、 私を出迎えてくれた。
『初めまして。 遠い所どうも。 お疲れになったでしょ?』
『……いえ…… 初めまして。 今日はよろしく、 お願いします。 あの深海さんは?』
『……深海は…… 奥の部屋に居ます。案内しますよ。』
『すみません。 有り難とうございます。』
……ああ…… いよいよだ!
---ついに---私は彼と逢うのだ!
『……深海!…… いらしたよ!』
『……はい!……』
部屋の中から、 彼の声が聞こえた。
……私が…… 部屋に入ると、 歌を歌って居た彼が私に微笑みかけた。
……ドキッ……
『……あ…… 深海さん?……』
『……はい♪…… 深海涼です。 よろしくお願い します♪』
『……あ、あの……よろしくお願い します……』
……そして…… 優しい笑顔で私に、右手を差し出した。私はそっと 握り返した……
……私の…… 目の前に写真で見たままの彼が居た。
……彼との…… 始めての出逢い……
……この時は…… お互い仕事として、逢ったのだ……
……彼との…… 出逢いがこの先、 私の人生を大きく、変える程の運命的な出逢いとは 、 この時夢にも私は、思わなかった……