君とのステキなタシナミ
第6章 Case3-chapter2
いずみの言葉に怒りが籠もっている。
拓海「ごめんって。無理やりすぎた。お前の駅まで送ってくわ」
いずみ「え?あ、いいよ、一人で帰れるから」
拓海「…送らせて。謝罪の気持ちとあと…
一緒にいたい」
語尾が明らかに消えていったけど、聞こえたかな
いずみ「えーっと、じゃあそこの○○駅まで送ってもらおうかな」
顔を真っ赤にしながら小声で言う。
あぁー可愛い。
拓海「ちょっと待って。服着るわ。急いでるんだよな。悪い。」
いずみ「まあ、少しくらいなら大丈夫だから慌てなくていいよ。先玄関行ってるね!」
すぐに服を着て外に出る。
拓海「悪い、待たせた。行こうか」
手を差し出す。
多分、俺の顔はすごく真っ赤だったけど、
俺の手を見ていずみは
驚いて、照れながら、嬉しそうに
差し伸べた手を優しくとってくれた。
少し肌寒くなった中を二人で歩いた。
END